ビジネスマッチング事例

川崎国際環境技術展2017でも多くの商談が成立しました。
今回技術展で商談が成立した企業を訪れ、商談の内容や経緯、成立のポイントについてお伺いしました。

代表取締役 石橋 博 氏

弊社は水銀灯に代わる照明「無電極ランプ」及びLED照明の施工販売を手掛けております。無電極ランプの設置が川崎市ショーウィンドウ・モデル事業として選出され、川崎市内にある稲田中学校体育館及び世喜商店街に導入しました。
各種スポーツ施設、工場等、様々な施設でご利用いただいております。設置又は販売をお考えの方は、お気軽にご連絡下さい。

多くの商談が生まれる技術展

川崎国際環境技術展でのブース出展の様子

川崎国際環境技術展には6年前より出展し、無電極ランプの展示を行っており、毎年出展者や行政関係者との商談が成立している。無電極ランプを使用したブースの構成により、展示会場内でもひときわ目を引く展示となっていることも足を止めていただける理由となっていると思うが、2012年・2014年に「川崎ショーウインドウ・モデル事業」として認定されていることも、商談に繋がる一因となっているのではないかと考えている。
2017年の川崎国際環境技術展では、弊社の製品の特徴「省エネ、明るい、まぶしさが少ない」という点をご理解いただき、川崎区浅野工業団地様、アクティオ株式会社様との商談が成立した。

商談は一日にしてならず

技術展は自社製品を多くの方に見ていただける場と考え、事前に500~600社にDMの送付を行い、当日の来場を促すことで、効果的な商談を行えるようにしている。
また、技術展において説明をする際には、自信を持って丁寧に説明することを心がけている。無電極ランプはメーカー製品と比べて、取り扱い量がまだ少ないため、まずは他の製品との違いを知ってもらう必要がある。違いを理解していただいた上で、実績を丁寧に説明することが会社・製品の安心につながり、商談成立につながっているのではないだろうか。
ただし、技術展当日のみで商談が成立するわけではない。そのため、技術展後のアフターフォローにも心がけている。技術展後に名刺交換をした企業に対しメールや電話等で再度連絡を取り、ニーズがある場合については訪問し、商品理解や商談へつなげる努力を行っている。

菊地工業所施工後

東扇島物流センター施工後

商品紹介

インダクションランプ(無電極ランプ)は蛍光灯の技術の1つであるが、蛍光灯のように発光管内に消耗品のフィラメントや電極がなく、インバータを使用し電磁誘導と放電による原理を利用して光る照明技術である。電極を利用していないので時間経過による光量の減少が少ないのが特徴で、今までにない長寿命を実現するとともに、省エネ・省資源に貢献する経済的なランプとなっている。

GDD228Sシリーズ

TGS018シリーズ



専務取締役 長尾 大輔 氏

弊社は理化学機器の回転装置+専用容器を製造、販売を手掛けております。特許取得3次元ボールミル(3次元リアクター)は高速回転の活用により、従来不可能とされた、粉砕、混合、分散を解決します。特にmm以下の無・有機物素材をナノ(乾・湿式可)微粉砕、混合、分散を得意としてます。
従来の2次運動のムラという欠点を解消した高速3次元運動の違いをご体感ください。

人との繋がりがチャンスを生む

タイのMETALEXでの様子

自社製品の販路拡大を考えた時に、自社の努力だけでは解決が難しいと考えて、JETRO(日本貿易振興機構)のアドバイザーからの支援や展示会への出展によって、顧客ニーズの把握やセールス方法の検討を行ってきた。その中で昨年タイのMETALEX(展示会)へ出展した際に、川崎市より、川崎国際環境技術展を紹介いただき、出展に至った。かねてより川崎市海外支援ビジネスセンター(KOBS)を通じ紹介いただいた協同インターナショナル様と「商品を売りたい/買って欲しい」というニーズが一致し、商談の成立に繋がった。

展示会は効率的な営業ツール

展示会は製品をじっくり見てもらい、違いを理解してもらって商談を進める場である。日頃の営業活動の中ではデモンストレーションを実施することや、1日で多くの企業訪問を実施することが難しい。しかし、展示会の場では多くの方に、実機を使った説明ができるため、出展の際には、かねてから関係のある企業・団体や自社の顧客になる可能性のある企業・団体に対し、来場の声がけを積極的に行っている。
また、当日の展示会場では、来場者のニーズに合わせ、提出する資料を使い分けるようにしている。展示会の中で話を聞いてもらえる時間は、長くて3分程度。短い時間で相手のニーズを理解し、適切な資料を提示するとともに、従来型の製品との比較等、分かりやすい説明を行うことで、商談へ繋げている。

乾式粉砕粒度分布図

湿式粉砕SEM比較画像

商品紹介

容器内の挙動図

特許取得の3次元ボールミル(3次元リアクター)は高速回転活用により、従来不可能
とされた、粉砕、混合、分散を解決した装置である。mm以下の(有機物/無機物)
素材をナノ、ミクロンまで(乾式・湿式可)微粉砕、混合、分散可能。
さらに比重や粘度の異なる(有機物/無機物)物質を均一に混合(3次元リアクター)
することを得意としている。



中型3次元ボールミル(3次元リアクター) 3D-210-D2

【3次元ボールミル(3次元リアクター)最近の装置使用例】
・3Dプリンター造形材の混合、分散。
 (セラミックスと樹脂の混合、分散など)
・エレクロニクス用導電性ペースト&インクの混合、分散。
 (例えば金属と樹脂の比重差のある混合、分散など)
・プリンター等の特殊インクの混合、分散。

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